カングー3の後部座席をフロア化するDIYです。
今回は荷室フロアを
後部座席まで拡張するDIYを紹介します。
後部座席部分は収納可能なフロアとなっております。
前回までに、荷室部分のフロア化が完成しました。
今回は、後部座席へのフロア追加に関して、
説明と図解でお届けします。
前回記事はコチラ👇
構想
現行カングー3(グランカングーではない通常のモデル)は、
荷室のみのフロア化だと
車内ピクニックをするには狭いです。
そこで今回は後部座席へもフロアを追加したいと思います。
ただ、後部座席へフロアを追加する場合、
フロアを収納可能にしたほうがいいです。
理由としては、以下の点が挙げられます。
- 常時2人しか乗れなくなる
- 構造変更(乗員変更の手続き)が必要になる
常時2人しか乗らない、
かつ適切に構造変更の手続きができる方は
折り畳みの必要はありません。
完成状態を先にお見せすると、以下のようになります。
始める前に
既にこれまでのステップを完了した方にとっては、
非常に簡単な作業になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作業時間 | 約4時間 |
| 費用 | 約7,000円 |
| 難易度 | ★★☆☆☆(初級向け) |
◎ 使用する工具
- 切る
- 丸のこ
- ビス打ち
- 電動ドライバー
- 表面処理
- サンダー
- BRIWAX等のワックスもしくはオイル
お好きなもの)
工具の使用に不安のある方は、
こちらの基本をまとめた記事も
合わせて読んでいただくと、
安全で失敗しないDIYができると思います。
材料準備
| 材料 | 個数 | 費用 | 購入場所 |
|---|---|---|---|
| カフェ板 / 2000mm | 3枚 | 6,000円 | ホームセンター |
| 1×4材 / 1820mm | 2本 | 600円 | ホームセンター |
| 2×4材(これまでのDIYの端材でOK) | 4個 | - | ホームセンター |
| ゴム板(緩衝用・適当な厚みのもの) | 適量 | - | ホームセンター |
※細かいビス類は費用に含んでいません。
フロア部の製作
作製は非常に簡単です。
カットしたカフェ板を裏から1×4材で留めるだけです。
◎ カフェ板のカット
後述する図面Aの寸法に合わせ、
360mm(右用)、780mm(左用)
でカットします。
カングー3は後部座席が
右1:左2の比率で折り畳みが分かれるため、
その分割仕様に合わせます。
◎ 1×4材のカット
図面Bの寸法として、
480mmの長さのものを4本準備します。
カフェ板の裏に1×4材をビス止めして、
カフェ板同士の連結をします。
裏面に貼ってある黒いものはゴム板になります。
役割は後ほど説明します。
💡 連結用1×4材の配置位置に関するTips
このとき、1×4材をカフェ板のギリギリの端まで
つけてしまうと、荷室側の既存フロアの骨組み状況
によっては干渉してぶつかります。
以下の図のように、少し隙間を空けてビス止めしてください。
建付けの調整
荷室のフロアは1×4もしくは
2×4材の骨組みの上にカフェ板を貼っています。
そのため、後部座席側も同じ高さの受けを設けて
カフェ板を置けば高さが合う形になります。
👉 【DIY】現行カングー3の荷室をウッドフロア化 ┃ ②フロア製作
荷室の骨組みの最前端に、2×4材の端材を置き、
上面にクッションゴムを貼ります。
後部座席側のカフェ板の裏に留めた1×4材が
ちょうど載る位置に、
この2×4材の受けを固定すれば高さが揃います。
設置のイメージは以下になります。
カングー3は後部座席を前方に畳んでも
完全なフルフラットにはならず、少し傾斜が残ります。
そのため、後部座席側は
カフェ板パネルをそのままシート背面に載せる方式をとっています。
このとき、後部座席の裏面と直接当たる木材箇所が
擦れて傷つかないように、
あらかじめゴム板を貼って保護しておきます。
💡 高さ微調整のTips
荷室フロアと追加フロアの境目の高さの微調整は、
この貼り付けるゴム板の厚みを変えることで、
現物合わせによる調整が容易に行えます。
完成状態の紹介
我が家は3人家族なので、
基本は左側シート(2人分)のみを展開した状態をベースとし、
状況に応じてフル展開、
全面収納(通常の5人乗り状態)を臨機応変に使い分けています。
◎ 用途に合わせた展開と収納のバリエーション
◎ 収納時の構造的な仕組み
カングー3の後部座席の後ろ側(荷室の両サイドトリム)には、
斜めに走る樹脂製のリブ形状があります。
日常での使い勝手を考慮し、
そのリブとシート背面の間の隙間に、
自作したカフェ板パネルがすっぽりと綺麗に収まる仕組み
に設計しました。
これにより、
パネルを取り外して家に置いておく必要がなく、
車内に常に積載したまま移動が可能です。
◎ フロア化できる広さの制限について
荷室の既存フロアの高さに面を合わせると、
フルフラットとして追加できるカフェ板の前後長には限界があり、
フロントシート後方の約300mm程度の領域はフロア化できない面
(一段低い純正カーペット面)として残ります。
あえて全面を覆いつくさず、
この長さに抑えた設計にしたのには明確な理由が2つあります。
- フロア全体の構造高さを極力低く抑え、
メインの荷室容積(天井までの高さ)を
最大限確保するため - フロアを収納して5人乗り状態に戻した際、
純正トノボードとパネルが干渉せずに
併用できるようにするため
これ以上板の前後長を長くしてしまうと、
通常の5人乗り状態で格納したときに、
以下の写真のように
純正のトノボードの端部と物理的に当たってしまいます。
トノボードとの兼ね合いを考慮し、
追加フロアはこの絶妙な長さにセーブしました。
もし今後車中泊などをメインで検討される方は、
この余った300mmの隙間にだけ
敷く用の着脱式薄板を別途作れば、
完全なフルフラット化も可能かと思います。
これにて、何回かに分けてご紹介してきた
新型カングー3の荷室ウッドフロア化DIYは
すべて完了となります。
長いことお付き合いいただき、ありがとうございました。