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2026年5月1日金曜日

【DIY】カングー3 フロア化④ 後部座席への延長

カングー3の後部座席をフロア化するDIYです。
今回は荷室フロアを後部座席まで拡張するDIYを紹介します。
後部座席部分は収納可能なフロアとなっております。

前回までに、荷室部分のフロア化が完成しました。
今回は、後部座席へのフロア追加に関して、説明と図解でお届けします。

前回記事はコチラ👇

構想

現行カングー3(グランカングーではない通常のモデル)は、荷室のみのフロア化だと車内ピクニックをするには狭いです。
そこで今回は後部座席へもフロアを追加したいと思います。

ただ、後部座席へフロアを追加する場合、フロアを収納可能にしたほうがいいです。

理由としては、以下の点が挙げられます。

  • 常時2人しか乗れなくなる
  • 構造変更(乗員変更の手続き)が必要になる

常時2人しか乗らない、かつ適切に構造変更の手続きができる方は折り畳みの必要はありません。

完成状態を先にお見せすると、以下のようになります。

▲収納された板が、次のように広がります
▲フロア全体へ広がります

始める前に

既にこれまでのステップを完了した方にとっては、非常に簡単な作業になります。

項目 内容
作業時間 約4時間
費用 約7,000円
難易度 ★★☆☆☆(初級向け)

◎ 使用する工具

  • 切る
    • 丸のこ
  • ビス打ち
    • 電動ドライバー
  • 表面処理
    • サンダー
    • BRIWAX等のワックスもしくはオイル
      お好きなもの)

工具に関して自分の意識するポイントをまとめました。
合わせて読んでいただくと、安全で失敗しないDIYができると思います。
👉 カングー3 DIYのコツまとめ

材料準備

材料 個数 費用 購入場所
カフェ板 / 2000mm 3枚 6,000円 ホームセンター
1×4材 / 1820mm 2本 600円 ホームセンター
2×4材(これまでのDIYの端材でOK) 4個 - ホームセンター
ゴム板(緩衝用・適当な厚みのもの) 適量 - ホームセンター

※細かいビス類は費用に含んでいません。

フロア部の製作

作製は非常に簡単です。

カットしたカフェ板を裏から1×4材で留めるだけです。

◎ カフェ板のカット

後述する図面Aの寸法に合わせ、360mm(右用)、780mm(左用)でカットします。
カングー3は後部座席が右1:左2の比率で折り畳みが分かれるため、その分割仕様に合わせます。

◎ 1×4材のカット

図面Bの寸法として、480mmの長さのものを4本準備します。

▲右シート用と左シート用で横幅の寸法が異なります

カフェ板の裏に1×4材をビス止めして、カフェ板同士の連結をします。
裏面に貼ってある黒いものはゴム板になります。役割は後ほど説明します。

▲裏面にゴム板を貼ることで傷つきを防止します

💡 連結用1×4材の配置位置に関するTips

このとき、1×4材をカフェ板のギリギリの端までつけてしまうと、荷室側の既存フロアの骨組み状況によっては干渉してぶつかります。
以下の図のように、少し隙間を空けてビス止めしてください。

▲干渉に注意が必要な箇所
▲このように干渉を防ぐための隙間を設けます延びる構造にします

建付けの調整

荷室のフロアは1×4もしくは2×4材の骨組みの上にカフェ板を貼っています。
そのため、後部座席側も同じ高さの受けを設けてカフェ板を置けば高さが合う形になります。

▲②で紹介したメイン荷室の骨組みの構造

👉 【DIY】現行カングー3の荷室をウッドフロア化 ┃ ②フロア製作

荷室の骨組みの最前端に、2×4材の端材を置き、上面にクッションゴムを貼ります。
後部座席側のカフェ板の裏に留めた1×4材がちょうど載る位置に、この2×4材の受けを固定すれば高さが揃います。

設置のイメージは以下になります。

▲裏面の1×4材がこの受け木に座るイメージです

カングー3は後部座席を前方に畳んでも完全なフルフラットにはならず、少し傾斜が残ります。
そのため、後部座席側はカフェ板パネルをそのままシート背面に載せる方式をとっています。
このとき、後部座席の裏面と直接当たる木材箇所が擦れて傷つかないように、あらかじめゴム板を貼って保護しておきます。

前方にパタンと倒したリヤシートのモケット背面に、自作した木製ボードの裏の補強材が綺麗に接地している様子
▲展開時の後部座席シート裏への接地状態

▲傷つき防止用のクッションゴム

💡 高さ微調整のTips

荷室フロアと追加フロアの境目の高さの微調整は、この貼り付けるゴム板の厚みを変えることで、現物合わせによる調整が容易に行えます。

完成状態の紹介

我が家は3人家族なので、基本は左側シート(2人分)のみを展開した状態をベースとし、

状況に応じてフル展開、全面収納(通常の5人乗り状態)を臨機応変に使い分けています。

◎ 用途に合わせた展開と収納のバリエーション

▲全面収納時(通常の5人乗りモード)
▲フル展開時(広大なリラックス空間になる2人乗りモード)
▲左側のみ展開時(チャイルドシートを活かした我が家の基本の3人乗りモード)

◎ 収納時の構造的な仕組み

カングー3の後部座席の後ろ側(荷室の両サイドトリム)には、斜めに走る樹脂製のリブ形状があります。
日常での使い勝手を考慮し、そのリブとシート背面の間の隙間に、自作したカフェ板パネルが綺麗に収まる仕組みに設計しました。

これにより、パネルを取り外して家に置いておく必要がなく、車内に常に積載したまま移動が可能です。

後部座席のすぐ後ろにある荷室トリムの樹脂リブの隙間に、取り外したウッドパネルを縦向きにすっぽり差し込んで固定している様子
▲後部座席裏の隙間スペースにしっかりと収納します

▲追加フロアボードが左右ともきれいに収まります

◎ フロア化できる広さの制限について

荷室の既存フロアの高さに面を合わせると、フルフラットとして追加できるカフェ板の前後長には限界があり、フロントシート後方の約300mm程度の領域はフロア化できない面(一段低い純正カーペット面)として残ります。

▲後部座席の足元前方側は300mm程度余る形になります

あえて全面を覆いつくさず、

この長さに抑えた設計にしたのには明確な理由が2つあります。

  1. フロア全体の構造高さを極力低く抑え、メインの荷室容積(天井までの高さ)を最大限確保するため
  2. フロアを収納して5人乗り状態に戻した際、純正トノボードとパネルが干渉せずに併用できるようにするため

これ以上板の前後長を長くしてしまうと、通常の5人乗り状態で格納したときに、以下の写真のように純正のトノボードの端部と物理的に当たってしまいます。

▲これ以上後部座席フロアを長く設計するとトノボードと確実に干渉します

トノボードとの兼ね合いを考慮し、追加フロアはこの絶妙な長さにセーブしました。
もし今後車中泊などをメインで検討される方は、この余った300mmの隙間にだけ敷く用の着脱式薄板を別途作れば、完全なフルフラット化も可能かと思います。

これにて、何回かに分けてご紹介してきた新型カングー3の荷室ウッドフロア化DIYは完了となります。


長いことお付き合いいただき、ありがとうございました。